管理組合

【かんりくみあい】

分類 : 契約・法律

分譲マンションなど区分所有建物の所有者(区分所有者)全員が参加して敷地や建物などを共同で管理する団体を管理組合といいます。

例えば分譲マンションを購入した人は、所有権を取得した時点から既に管理組合の一員になっており、組合の意思決定機関である集会での議決権や、管理費等を支払うなどの義務が発生します。

そのような分譲マンションのお部屋が貸しに出されたものが、俗に「分譲賃貸」と呼ばれる賃貸マンションです。そこを借りて入居した方は管理組合の一員ではありませんが、そのマンションの使用方法や禁止事項などを定めた管理規約等を守って居住しなければなりません。

特に注意していただきたいのが、犬や猫などのペットの飼育や、ピアノなど楽器の演奏に関することです。それぞれのマンションによって全面的に禁止されている場合や、ペットであればその種類や大きさ・飼育可能な頭数などが、楽器であれば演奏可能な時間帯などが細かく規定されている場合があり、当然賃貸での入居者もそのような決まり事を守らないといけません。

また、マンション全体としてはペットの飼育やピアノの演奏が可能であっても、そのお部屋を借りる時に交わされた賃貸借契約で禁止されていることも多く、その場合、マンションで許可されているからといってペットを飼育したりピアノを演奏したりすれば、賃貸借契約で契約違反となり、お部屋を出ていかなければならなくなることもあります。

ペットの飼育やピアノの演奏をしたいと考えている方は、お部屋を決める前に不動産会社によく確認しましょう。そしていざ入居となったら、管理組合への届出が必要な場合はその手続きを済ませ、管理人さんがいるマンションならゴミの出し方や駐輪の仕方など日常の注意事項をよく聞くことが快適なマンションライフの第一歩です。

賃貸不動産用語集トップ

Page Top