管理規約

分譲マンションなどの区分所有建物は複数の所有者（区分所有者）がいるので、その建物を共同で使用・管理していくための規則が必要になりますが、区分所有法（建物の区分所有に関する法律）という法律に則り管理組合によって作成された公式な規則を「管理規約」といいます。

ペットの飼育やピアノなどの楽器類の演奏に関することなど、共同住宅ならではのルールが必要になる場合がありますが、分譲マンションではこれらのことも既に分譲時に管理規約において規定されている場合がほとんどです。

この管理規約は、管理組合の集会によって改定することができますので、例えば分譲当初はペットの飼育が禁止されていたマンションでも、年月が経つにつれて所有者の多くがペットを飼うか、飼いたいと思うようになったため集会で規約を改定し、実際にペット可マンションに変わったケースも見られます。

また、マンションによっては、ペットであれば飼育して良い頭数や種類・大きさなどを、楽器であれば演奏しても良い時間などを、細かく規定しているところもあります。

分譲マンションに賃貸で入居する場合にも、管理規約で定められたルールは守らなければなりませんので、ペットを飼われている方や、ピアノなどの楽器をお持ちの方は特に、不動産会社やマンションの管理人さんに事前によく確認しておきましょう。