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鉄筋コンクリート造(RC造)

【てっきんこんくりーとぞう (あーるしーぞう)】

分類 : 建物・構造

圧縮する力に強いコンクリート(セメントと骨材である砂・砂利と水を混ぜたもの)を引張る力に強い鉄筋で補強した鉄筋コンクリートを柱・梁・床・壁などに用い一体化させた構造で、RC造(Reinforced Concrete)と略されます。

鉄筋とコンクリートは熱による膨張率がほぼ同じなため一体化して利用できるのですが、強度の面だけでなく、熱と錆(サビ)に弱い鉄筋をアルカリ性のコンクリートが保護するという作用もあり、耐震性・耐火性・耐久性などに優れます。

耐久性については普通コンクリートの寿命は約60年といわれますが、コンクリートの質や施工の状況によって変わってきます。

柱・梁などを持つ一般的なラーメン構造と、柱・梁がなく壁や床の面によって構造体を構成する壁構造があり、ラーメン構造が比較的設計上の制約が少ないのに対し、壁構造は柱や梁がないので室内がすっきり使えますが、窓など開口部や間取など設計上の制約が多くなってしまいます。

一般に、木造鉄骨造に比べ遮音性は高い場合が多いので、マンションなど共同住宅には向いています。

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