抵当権

【ていとうけん】

分類 : 契約・法律

例えば銀行が、賃貸マンションを建設するための資金をある人に貸したとします。その時銀行は建設されたマンションやその土地に抵当権という権利を設定するのですが、この抵当権があると、その人がお金を返済することができなくなった時、そのマンションを裁判所の競売という方法で売却して返済してもらうことができるようになります。

お部屋を借りるような場合でも、契約した時点でその物件に抵当権等の設定があると万一その物件が競売されたとき立ち退かされる可能性があるなど、賃貸借契約に大きく関係してきます。

そこで、契約する物件に抵当権等が設定されている場合には不動産会社が重要事項説明でその旨を借主に説明しなければならないことになっています。
以下は、弊社の説明文の一例です。

【 本物件には抵当権が設定されております。競売されると6ヵ月の明渡猶予がありますが、それ以後立ち退かされる可能性があります。また、この猶予期間中も買受人に対し賃料相当分の支払いを1ヵ月以上怠ると直ちに立ち退かされる可能性があります。】

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